
即時償却を行うということは費用が一発で落ちるから、財務の見た目(利益が過少になる、内部留保が少なく見える)が悪くなるから嫌だな。
と思われる方もいると思います。
そのような方には、会計上で経費処理せず税務申告書上で経費処理する『積立金方式』をオススメしています。
え?、どういうこと?
と思いますので例を交えて説明します。
こちら、即時償却を1100万円実施した、損益計算書の要約書です。
前期より順調に売上が伸び、人材も増やし、店舗も増やしてきました。
昨年同様の利益であると、税率が30%なので、700万円程度は支払わなくてはなりません。
(昨年は800万円の納税)
これでは成長のスピードが鈍化します。いやだなあ。。
そこで、
新店舗にかかる費用1100万円を即時償却することとしました。
積立金方式の場合、こちらの損益計算書には、減価償却は計上しません。
その上、貸借対照表に、『特別償却積立金』といった資本が計上されます。
積立金方式にすると、会計上の利益・資産がともに増え、財務評価が良くなります。
(※こちらの提案をしてくれる税理士はあまりいないと思います。信じてくれない場合こちらのHPを教えてあげてくださいW)